2009/11/18

US Search Engine Performance 2009Q3

Efficient Frontierの顧客データからUS検索エンジンの傾向を見てみる。

まず、SEM支出は前四半期から5%アップしているが、前年同期ではまだ5%下回っている。ただ、ROIは前四半期から7%もアップし、前年同期とほぼ肩を並べるところまで回復してきた。
3大検索エンジンごとの売上シェアとクリックを見ると、Googleの売上シェアが落ちている。前四半期も、前年同期も下回り、73.7%だ。クリックシェアも前四半期を下回り70.65%になっている。
どうやらBingのシェア上昇が確実になってきた。Q2で4.3%だったシェアはQ3で1ポイントもアップして5.3%だ。クリックシェアもQ2の4.1%からQ3には4.8%まで上昇している。このシェア上昇分はGoogleから奪い取っている。
それは各検索エンジンのCPCを見ればわかる。Bing、Yahoo!ともにCPCがQ1から上昇傾向にあるが、Googleは下落傾向にある。特に対前年比でGoogleのCPCは25%も下落している。それだけCPCコストが高かったわけだ。キーワード競り合いに疲れた、敗れた企業がBingやYahoo!にシフトしたということだろう。ただし、CPC支出で前四半期を上回っているのはBingのみだ。
Source:Efficient Frontier / Search Enging Performance 2009Q3

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