2008/10/01

Nintendo Least Green Tech Firm

おなじみのGreenpeaceのGreener Electronics Guide9月版が出ている。

前回の6月ではSony EricssonとSonyがトップで、前々回のトップからNokiaが滑り落ちていた。
しかし、今回はそのNokiaが5点強から7点をたたき出してトップに返り咲いている。最下位は、これまたお馴染みのNintendoだ。
Source:Greenpeace / Greener Electronics Guide 2008 Sept

Nintendoが登場してから4回目のランキングだが、最下位が定位置となっている。

そういえば前回の結果に関してBBCが6月25日の記事に書いていた。「任天堂はもっともグリーンではないハイテク会社」だと。記事中に任天堂の対応が書かれている。
「グリーンピースは自発的な情報提供を行った企業の調査を行い、結果を公表している」、「Nintendoは調査に参加しないことを決定しているので、評価されてはいない」と。グリーンピースが勝手にランキングしているだけで、データは出してないからうちは関係ないと云っている。

Source:BBC / Nintendo 'Least green tech firm'

こういう話は前にも聞いたことがある。このグリーンネスガイドランキングを書き始めた最初にAppleの広報の話を紹介した。

Yahoo!によると、Appleの広報は、「このランキングを拒否する。(Green Electronics Councilによる、より技術的な評価では)当社の製品は市場でもっとも"Greennest"な製品」だと語っている。Green Electronics Councilによる評価ではAppleは、LenovoやDellよりも高い評価を得ている。

参考:Greenpeace Ranks Apple Last in Greenness (Online Ad 2007/04/09)

しかし、その後、AppleはSteve Jobsのオープンレターを出して対応を変えている。

参考:Panasonic and LGE Will Be the Worst in Greenness (Online Ad 2007/05/07)

NintendoもJobsのオープンレターにあるように、「製品からの有害化学物質排除、製品のリサイクルに関してAppleは、リーダーではないとある環境団体から批判され」たのであれば、リーダーであることを指し示すべきだろう。

このままNitendo、あるいは任天堂が、全世界あるいは国内においてGreenpeaceのランキングを拒否し続けた場合、Web 2.0スペースでのブランド価値は大きく損なわれることは間違いない。

以前、紹介したImmediate FutureによるとNintendoのソーシャルメディアでの評価はPositiveが大半だが、Negativeが増え始める前の対応は不要だろうか...?
参考:The Top 100 Brands In Social Media (Online Ad 2007/07/23)

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