2008/05/08

Internet in Africa

アフリカのインターネット利用に関してあまり情報がない。ということで、スウェーデンのPoyal Pingdomがちょっと調べたデータを公開していた。

IXP(Internet eXchange Points)の帯域を見るとPingdomが言うように、アフリカのIXPは最大450Mbpsで細いところでは200kbpsでしかない。先進国のIXPであれば数百Gbpsが当然だから、いかに帯域が細いかがわかる。
(訂正:アフリカのIXPの最大帯域を14Mbpsとしていたのを450Mbpsへ変更:2008/5/10)
ITUのデータを見ても2002年に3カ国しかなかったBB接続国が、2006年に30カ国に増えてはいるが、アフリカには53カ国がある。まだまだBB接続さえできない国がある。ただし、2006年に2048kbpsのBB接続が最大シェアになっていることは明るい兆しではある。
InternetWorldStatsによればアフリカで最も多いインターネットユーザを抱える国はナイジェリアで800万人、モロッコ、エジプトと続いている。南アフリカはひょっとしたら最大のインターネット国かと思っていただけに、510万人で四位というのはちょっと驚いた。
Source:Pingdom / Africa's internet still VERY far behind
Source:ITU / Competitiveness and ICTs in Africa
Source:InternetWorldStats.com

InternetWorldStatsによれば、アフリカのインターネット普及率は4.7%、全世界平均の20%からは大きく離れている。世界のインターネットユーザの3.4%、4,434万人にしか過ぎない。ただし、2000年から2007年までの普及率の伸びは882.8%だ。中近東の920.2%には劣っているが先進国の伸びは2~300%にしか過ぎないだけにアフリカのニーズは高い。

最初に華々しく報道されたナイジェリアで100万台、リビアで120万台というXO(OLPC)の導入はそれほどうまく行ってはいないようだが、これがスムーズに動き始めるとして、数年後には大きな伸びが期待できるだろう。

Source:OLPC News
参考:One Laptop Per Child (Online Ad 2007/03/09)

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