2007/03/21

InternetWorldStats.com

InternetWorldStats.comによると全世界のインターネットユーザは11億を超えたようだ。

2005年末で10億1,834万人のインターネットユーザが、2006年末には11億1,427万人に達している。全世界の伸び率は9.4%、各地域の中でもアフリカの45.9%、南米の23.9%、カリブ海の21%が上位を占めている。(表はInternetWorldStats.comのEmailニュースから)

北米、欧州、アジアはひと桁台の伸びとなり、アジアを除けば今後急増は見込めないだろう。ただし、アジアの中心である中国も500万人増と若干伸びが鈍ってきた感じは否めない。沿岸部の高所得、高学歴、BDM層への普及もひと段落ついたのだろうか。
地域別ではアジアの36%を筆頭に、欧州の29%、北米の21%が続いている。
言語別ユーザ数で大きな変化が出ている。昨年12月にSunのCEOのBlogに関して書いた記事で取り上げたデータでは、英語が3億2,900万人、中国語が1億4,400万人、日本語8,600万人となっていたが、今回のデータでは、増加実数は中国語の1,500万人には及ばないが、スペイン語が800万人も増えて8,900万人となり、日本語を抜いて3位に躍り出ている。スペイン自体のユーザ数は1,900万人でさほど伸びているとは見られない。先日アップしたGLOBAL MOBILE MINDSETにあるように携帯端末の普及率で南米がトップを占めている。南米のインターネットユーザの伸びが23.9%で1,200万人以上増加している。このおおよそ三分の二をスペイン語ユーザが占めているということだろう。

また、前回2,300万人のロシア語が10位だったが、今回はアラビア語が2,800万人で10位に顔を出している。この点も注意しておく必要があるかもしれない。
Source:InternetWorldStats.com
参考:Sun CEO's Blog
参考:GLOBAL MOBILE MINDSET

English Nextによるネイティブスピーカーの世界言語比率を見ると、スペイン語、ヒンディー・ウルドゥ語、そしてアラビア語が上昇するようだ。英語もこの集団に飲み込まれてはいるが、第二集団の先頭をキープするようだ。英語と合わせてこの4言語の比率が上昇する中で、中国語は大きく比率を下げると見られている。

世界人口が大きく伸びる中で、比率をあげるこれら4言語のユーザは自国内だけではなく、世界規模でユーザが存在する言語だ。そして、英語は、Lingua Francaとして非英語圏ユーザをつなぐ言語でもある。

中国語は単独対応が求められるかもしれないが、英語を中心として、これら4言語に対応した情報発信が重要だ。

Source:British Council Learning
Source:English Next (pdf)
参考:Lingua Franca & Internet/Online Marketing

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