2006/09/28

New technology could nip DVD format war in the bud

9月19日付けのReutersで「マルチレイアデュアルオプティカルディスク(MLDOD)」のパテントの話が出ていたと思ったら、9月26日付で今度は、「安価なMLDODの製造方法」のパテントが出されたという記事が出た。

MLDODは、標準CD/DVDのレイアを持ち、二層と三層で競合する高精細フォーマットを再生することができる。Blu-rayとHD DVDの両方を再生できる画期的な発明だ。
製造方法のほうは、標準のシングルレイアのDVDが6㌣に対して9㌣と、50%アップだが、現状の技術によるマルチレイア記録可能DVDがシングルレイアDVDの3~4倍もすることから非常にメリットがある。

MLDODのパテントを取ったCDMSは、NMEの製造特許を使い、2007年はじめからプロトタイプの製造を開始する予定だ。NMEは他の大手メーカーに製造特許をライセンスすることになる。

Source:Reuters / Sep 19, 2006
Source:Reuters / Sep 26, 2006

まだ再生の話ではあるが、少なくとも映画・ビデオの再生がメインとされる米国などでは非常にインパクトがある。11月にBlu-rayの発売が開始されるが、HD DVDもあわせて販売戦略の見直しを迫られそうだ。両陣営の今後のマーケティング戦略を注目してゆきたい。

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