2006/09/18

Beyond DR, Online Can Brand

iMedia ConnectionのIn FocusにeMarketerのCEO、Geoff Ramseyが書いている「Get Your CMO to Spend More Online!」の続き-3。
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CMOによっては、インターネットはダイレクトレスポンスに効果があり、製品プロモーションに使えると理解している。
が、しかし、彼らはブランディングビークルとしてオンラインを見ていない。
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というわけで、特に、密着したEngagementを可能にするブロードバンドユーザの場合、オンラインがブランディングビークルとして機能することを説明している。

全米67%(5,220万)の世帯はすでにBB化されており、DRよりもブランディングをオンライン広告を目的とする広告主が増えてきているとして、データを紹介している。
2004年の24%から2006年には41.5%へと、ブランディング目的で広告を出稿する比率がアップし、ダイレクトレスポンスは2004年の76%から2006年の58.5%へ下がっている。

また、次の3点の注意を喚起している。
●現在オンライン広告の38%がブランディング目的
●2006年末には全世帯の67%がBB化され、五分の一以上のユーザはビデオをオンラインで視聴
●BBビデオは視覚、音、動き、TV同様のエモーションでオーディエンスにリーチし、広告効果測定がより可能で、よりきめ細かなターゲティングと、相互作用および口コミ共有の可能性を秘めている。

加えて、オンラインビデオが引き出すブランドEngagementのデータも出している。
2006年2月、オンラインビデオを視聴したユーザの
 31%は該当Webサイトへアクセス、
 14%はショップで製品をチェック、
 14%は製品・サービスの詳細情報を要求、
 10%が友人・家族にビデオを転送、
 8%が製品購入、
 5%がトライアル
を体験している。

Source:iMedia Connection

ビデオを視聴しても何もしなかった56%に比べ、何らかのアクションを起こした44%は、一層、製品・サービスの理解に努め、口コミ販促を行い、8%は購入にまで至っている。
BB化により常時接続、多サイトアクセス、大量情報受信、ビデオダウンロード増加、SNSが背景となり、マルチメディアを消費するユーザにTV同様、あるいはそれ以上のブランド効果が期待できる。

これは別にアメリカに限った話ではない。日本も欧州も、そして中国、台湾、ブラジルなどの国々でも同様だ。これら世界各国に対して日本のグローバル企業がブランド戦略ビークルとして活用できるのはインターネットをおいて他にない。
Economist.comのGlobal Surveyによれば、70%以上のグローバルマーケティング・エグゼクティブは2008年までには、大規模キャンペーンの策定と実行に、オンライン(広告)が決定要素になると判断している。

Source:iMedia Connection : PPT (Zipped PPT)

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